営業代行とは|任せる工程・3つの課金方式・契約前に確かめる8項目
営業代行を頼む側にとって、知りたいのは「どこまで任せれば、自分たちの手が空くか」です。既存顧客への対応で新規開拓に人を割けず、採用も進まない中、調べても料金とサービス名だけでは判断できません。
アポを取ってもらっても、商談を担当する人がいなければ先に進めません。
この記事の結論
- 営業代行は「どの工程を」「どの課金方式で」出すかの組み合わせです。成果の定義、ターゲット条件、商談後の判断は発注側に残ります。
- 固定は稼働が見えないまま支払い、成果報酬は曖昧な成果に課金され、従量は件数だけ消化されるおそれがあります。方式ごとに確認点が違います。
- 契約前には、成果と課金時点、不成立時の扱い、最低期間・更新・解約、レポート、追加費用を文字にしてください。
- 課金単位は、テレアポ代行がアポまたはコール、フォーム営業代行が送信件数、インサイドセールス代行は公表例では月額固定で、ここが比較の入口です。成果の定義も残る作業も違うので、料金だけでは比べられません。
- 接触数を作る手がない会社は、アプローチ工程から外注を検討します。ターゲット条件・営業文・月の件数を決め、同じ条件で見積もりを取りましょう。
営業代行とは:頼む側から見た工程表(任せられる工程・残る工程・課金単位)
営業代行とは、リスト作成・架電や送信・アポ設定・商談・追客といった営業の工程の一部または全部を、外部の会社や個人に業務委託することです。営業外注・営業委託・営業アウトソーシングも、頼む側から見れば同じ整理で考えられます。
「新規営業をお願いしたい」だけでは、リストを作るところからなのか、商談を終えるところまでなのかが伝わりません。まずは次の表を写し、「発注側に残る」列の担当欄に、人の名前を入れてください。
課金単位は、見積もりで確認する候補として示しています。会社名やサービス名から決めつけず、依頼する工程と対応させるための表です。
| 工程 | 任せられる作業 | 発注側に残る仕事・担当欄 | 確認する課金単位 |
|---|---|---|---|
| リスト作成 | 条件に合う企業の抽出、情報の整理 | 対象条件・除外先・必要な項目の決定。担当:__ | 件・月額 |
| アプローチ(架電・送信) | 電話をかける、営業文を送る | 訴求内容の承認、送信先条件の確認、返信対応。担当:__ | コール・件・月額 |
| アポ設定 | 日程調整、商談情報の引き継ぎ | 受け入れる商談条件、空き日程の提示。担当:__ | アポ・商談・月額 |
| 商談 | 課題の聞き取り、説明、提案 | 商材情報、見積条件、例外対応の判断。担当:__ | 商談・月額 |
| クロージング | 契約に向けた説明や確認の支援 | 値引き、契約条件、受注可否の最終判断。担当:__ | 成果として数える件・月額 |
| 追客 | 再連絡、検討状況の確認 | 連絡を続ける条件、提案の変更、対応終了の判断。担当:__ | 件・コール・月額 |
同じ人に6工程が集まるなら、その人の時間で足りるかを見ます。
担当欄が空いた工程は、代行会社に頼めば解決すると考えず、誰が判断するかを先に決めましょう。
接触そのものは自分でできるなら、リスト作成だけを外注する形も選べます。リストを自社で用意するかどうかは、依頼範囲だけでなく見積総額にも関わる条件です。
営業代行でも発注側に残る指示・情報管理・取引条件
営業派遣は発注側が作業の指示を出す形で、営業代行は受託側が作業を管理する形です。作業への要望は、代行会社の管理責任者を通して伝える形にしてください。
厚生労働省の昭和61年労働省告示第37号と疑義応答集では、受託側が業務の遂行方法を自ら管理することが、労働者派遣と請負の区分の判断材料です。
代行スタッフへ直接、工程の変更や作業方法を指示すると、直接の指揮命令に当たる可能性があります。
担当者名などの個人データを渡す場合は、委託先の監督も発注側の仕事です。個人情報保護法第25条が根拠で、利用目的の達成に必要な範囲の委託は同法第27条第5項第1号の扱いでも、監督まで不要になるわけではありません。
個人への依頼では、取引条件の明示も確認が必要です。フリーランス法の対象となる相手かを確かめ、仕事の内容と報酬を口約束のままにしないでください。
個別の契約が派遣・委託のどちらに当たるか、フリーランス法の適用があるかは、契約書を作る前に社会保険労務士や弁護士など専門家に確認してください。
営業代行の課金方式は3つ:固定・成果報酬・従量で壊れ方が違う
営業代行のメリット・デメリットは、支払額だけでなく「何が確認できなければ、費用の妥当性を判断できなくなるか」で比べます。
固定・成果報酬・従量では、料金が発生する対象が異なります。次の金額は業界相場ではなく、各社の公表値(2026年10月時点)です。
| 方式 | 何に払うか | 各社の公表値の例(2026年10月時点) | 条件が曖昧な場合の壊れ方 | 向く条件 |
|---|---|---|---|---|
| 固定 | 合意した期間の業務範囲・稼働 | ブリッジインターナショナル:初期費用約50万円〜、月額費用約200万円〜 | 稼働内容や進捗が見えないまま支払いが続く | 接触だけでなく業務設計も任せ、継続的に確認できる |
| 成果報酬 | 定義した成果の成立 | ディグロス:アポ単価1万〜3万5,000円(新規アプローチの公表レンジ)。アイランド・ブレイン:商談1件2万円(税別) | 自社が期待した条件と違う成果にも課金される | 受け入れるアポ・商談の条件を具体的に決められる |
| 従量(コール課金) | 実行した件数 | イクイップ「ビズコール」:1コール110円(2コール210円・3コール250円の段階制)、初期費用3万9,800円が別途 | 接触先や営業文を直さず、件数だけ消化する | 対象と訴求を決め、反応を見て修正できる |
| 従量(フォーム営業代行) | 送信件数 | 件数課金1件1.25円〜300円(代行事業者・支援会社・比較メディアの公表値。1.25円は「〜から」の下限表記で最低ロットが紐づく) | 接触先や営業文を直さず、件数だけ消化する | 対象と訴求を決め、反応を見て修正できる |
ブリッジインターナショナルの説明では、業務設計はヒアリングで競合優位性・商材の価値・ターゲットの想定課題・アプローチ方法を明確化し、KPI設計・トークスクリプト・レポート体制を組むことです。これは同社の公表内容(2026年10月19日取得)で、任せたい作業がどこまで含まれるかを確認する材料になります。
固定費型は、任せる範囲と活動の見え方を合わせる
固定費型では、契約した期間に何を実施するのかを先に確認します。活動内容が分からなければ、成果が出るまで待つべきか、対象や進め方を変えるべきか判断できません。
ブリッジインターナショナルは、業務委託契約の固定費型で、全額成果報酬にはできないと公表しています。一部の成果連動は相談可能としていますが、依頼範囲に応じた見積もりが前提です。
成果報酬型は、成果単価と総額を分ける
成果報酬でも、受注や売上まで保証されるとは限りません。まず「アポを獲得した時点」と「商談に訪問する時点」のどちらで課金されるかを分けて確認します。
ディグロスはアポイント獲得時点で課金し、その後訪問できなかった場合は相殺・返金すると公表しています。一方、アイランド・ブレインの料金説明は、発注側が訪問する商談を課金対象としたものです。
また、成果単価だけでは総額にならない場合があります。ディグロスはリスト提供時の作成費用を別に示し、レポート料は1回3万円から(内容により6万円)です。
ディグロスのアポイント単価は、商材の難易度などで決まります。
単位の違う成果報酬の見積もりは、有効商談1件あたりにそろえる換算表で並べて比べましょう。
従量型は、実行件数と反応を別々に見る
従量型では、アポが取れたかどうかとは別に、実行した件数で料金が決まります。イクイップのビズコールはコール単価を公表し、リスト作成と月額固定費はかからないと説明しています。
確認したいのは、課金対象の件数をどう数えるかです。フォーム営業なら、件数課金と送信完了の数え方をそろえてから比較してください。
テレアポ代行なら、掛け直し何回までを1件とするかと受付で断られた通話の扱いを、見積もりに貼る質問文で先にそろえておくと比較がぶれません。
反応が得られなかったときに対象や文面を変えられるよう、反応率を判定する分母と成果の定義も決めておいてください。
営業代行の契約前に文字にするチェックリスト:成果の定義・最低期間・解約・レポート
「成果が出なければ相談する」「状況は適宜報告する」だけでは、いつ何を確認できるかが決まりません。次の依頼文と表をコピーし、回答欄を埋めてもらう形で使ってください。
営業代行の見積もりをお願いします。金額とあわせて、下表の条件をご回答ください。
未確定の項目は、確定する時点と方法をご記入ください。契約時には、合意した条件を書面に反映したいと考えています。
| 確認項目 | 見積もり依頼に添える質問・回答欄 |
|---|---|
| ①「成果」の定義と課金時点 | 課金対象となる成果の条件は何ですか。成果の定義:__/課金が発生する時点:__ |
| ②不成立・キャンセル時の扱い | 日程変更、訪問不成立、対象条件に合わない場合はどう扱いますか。相殺・返金・再実施の条件:__ |
| ③単価・最低件数・上限件数 | 単価は何で決まりますか。確定単価:__/最低件数:__/上限件数:__/上限を超える前の承認方法:__ |
| ④最低期間と更新単位 | 最低契約期間:__/その後の更新単位:__/自動更新の有無:__ |
| ⑤解約の通知期限 | 解約を申し出る期限:__/通知先:__/通知方法:__/終了時の精算方法:__ |
| ⑥レポート | 報告項目:__/提出頻度・時点:__/料金に含まれるか:__/連絡窓口:__ |
| ⑦単価の外に乗る費用 | 初期費用:__/リスト作成費:__/レポート料:__/その他の費用と発生条件:__ |
| ⑧個人への依頼時の条件明示・支払い | 条件を明示する書面・電磁的方法:__/業務内容:__/報酬額:__/支払期日:__ |
営業代行の成果の成立と不成立を、対にして書く
成果の定義は、成立条件だけでなく、条件から外れた場合の扱いまで書いて完成します。
最低件数と上限件数も、同時に確認する項目です。最低件数は利用の入口を決め、上限件数は予算と商談対応の予定を決めます。
公表条件にも違いがあります。ディグロスはアポイント10件から、アイランド・ブレインは商談1件からで、後者は上限設定にも対応する形です。
営業代行の最低期間・更新・解約を別の欄にする
最低期間だけを聞いても、その後いつ契約を終えられるかは分かりません。更新単位と解約の通知期限を、別々に回答してもらう必要があります。
ディグロスの公表条件(2026年10月時点)は、初回契約が2ヶ月〜、以降は1ヶ月単位で更新可能というものです。この情報だけから解約の通知期限まで推測せず、契約書で確かめてください。
営業代行のレポートは、次の判断に使う列を指定する
レポートは「提出あり」だけでなく、何が載るかを指定します。接触件数だけでは、対象が違ったのか、文面が合わなかったのか、返信後の対応で止まったのかを切り分けられません。
自社で把握する返信や商談の記録と、代行側から受け取る実行記録をつなげる設計が必要です。送信から商談までを追うKPIに当てはめ、誰がどの列を埋めるか決めましょう。
テレアポ代行・フォーム営業代行・インサイドセールス代行を4つの軸で並べる
電話を使うサービスでも、アポ獲得に絞る契約と、業務設計から任せる契約では範囲が違います。次の表は比較の入口であり、サービス名だけで契約内容が確定するものではありません。
| 種類 | 成果の定義 | 課金単位 | 各社の公表値の例(2026年10月時点) | 発注側に残る作業 |
|---|---|---|---|---|
| テレアポ代行 | アポ獲得。コール課金では架電の実行 | アポ・コール | ディグロス:アポ単価1万〜3万5,000円(新規アプローチの公表レンジ)。イクイップ「ビズコール」:1コール110円(2コール210円・3コール250円の段階制)、初期費用3万9,800円が別途 | 対象条件、トークの承認、日程の提示、商談対応 |
| フォーム営業代行 | 送信完了 | 送信件数 | 件数課金1件1.25円〜300円(代行事業者・支援会社・比較メディアの公表値。1.25円は「〜から」の下限表記で最低ロットが紐づく) | ターゲット条件、営業文、返信対応 |
| インサイドセールス代行 | 合意した業務設計・接触・育成などの実施と達成条件 | 月額固定など | ブリッジインターナショナル:初期費用約50万円〜、月額費用約200万円〜 | 商材情報、設計に必要な判断、引き継ぎ後の商談対応 |
表は追加費用を含めた総額の比較ではありません。まず「残る作業」を今の人手で回せるか確かめ、その後で見積総額を比べてください。
テレアポ代行に渡す説明は、自社でも把握できる形にしておくと、変更点を伝えやすくなります。商材の説明と断られた場合の返答をまとめた台本を用意し、承認した内容を窓口へ渡しましょう。
特定商取引法第17条は、電話勧誘販売で契約しない意思を示した相手への再勧誘を禁じています。営業目的の法人契約は同法第26条第1項第1号で適用除外ですが、個人事業主や消費者も対象なら、電話側の条文と手法の使い分けを確認してください。
インサイドセールス代行では、業務設計に渡す情報も必要になります。ブリッジインターナショナルは、商材の強みや訴求ポイントを理解して業務設計を行うと説明しており、発注側にも説明と判断が求められる形です。
電話も含めて任せる場合は、スマートカイタクの営業代行で任せられる手段を確認してください。
営業代行の見積もり前に決める3つ:ターゲット条件・営業文・月の件数
営業代行を頼む流れでは、見積もり前にターゲット条件・営業文・月の件数を同じ書式にまとめます。
会社ごとに違う条件で相談すると、見積額の差が単価によるものか、任せる範囲によるものか分かりません。次の記入表を、そのまま依頼文の本文に使ってください。
| 決めること | コピーして使う記入欄 |
|---|---|
| ターゲット条件 | 狙う業種:__/従業員数:__/地域:__/売り先となる対象顧客:__/除外する企業・条件:__ |
| 営業文 | 準備状況:自分で書く・代行に頼む・まだ無い/商材名:__/相手の課題:__/伝えたい提案:__/希望する返答・次の行動:__ |
| 月の件数 | 月の上限予算:__/希望する送信数またはアポ数:__/件数に含める条件:__/自社で返信・商談を担当する人:__ |
月の件数は、欲しい商談数から逆算します。手順は、期間に欲しい商談の件数を決める、商談設定率で割って必要な送信数を出す、送信数を期間で割って月のペースに直す、の3つです。
スマートカイタクの商談設定率は送信件数に対し0.1〜0.2%で、商談の日程が確定した時点を1件として算出した2026年のスマートカイタクの実績です。この率なら月に商談1件を目指す送信数は計算上500〜1,000件、1,000件の送信で1〜2件が目安になります。
業種・文面・ターゲットで上下し、成果を保証する数字ではありません。
営業文がまだ無い場合でも、相手に何を提案するかは記入できます。自分で用意するなら、提案と返信依頼を組み立てる文面例を使い、商材名だけを入れ替えた文章で済ませないようにしましょう。
単価が未確定なら、件数を無理に確定させる必要はありません。「この予算で実行できる件数」と「希望件数に必要な総額」の両方を出してもらえば、条件をそろえて比較できます。
送信数から考える場合は、商談数までの逆算と送信の進め方も確認しておきます。
営業がいない会社が最初に外に出す工程はアプローチ:フォーム営業代行という形
返信と商談を自社で担えるなら、リスト作成と接触の実行を外に出す形から検討できます。
採用を待つ間の接触を誰が担うかも検討が必要で、厚生労働省『一般職業紹介状況(令和8年8月分)』参考統計表では、常用(パート含む)の有効求人倍率は営業職業従事者2.05倍、職業計1.06倍です。この数字だけで自社の採用期間は決まらないため、採用を進める場合も、決まるまでの接触を誰が担うかは別に決めてください。
人手不足への対応には、業務の範囲を見直す選択もあります。日本・東京商工会議所『多様な人材の活躍等に関する調査』(2026年9月公表、回答2,654社)がその例です。
同調査では、人手不足と回答した企業のうち、従業員20人以下では31.6%が「事業の縮小、見直し、外注化」を対策に挙げています(複数回答)。営業に限った設問ではなく、3つが1つの選択肢に束ねられているため外注化だけの割合でもありません。
営業担当がいなくても、経営者がターゲット条件を決め、営業文を承認し、返信に応えられる会社はあります。
スマートカイタクの問い合わせフォーム営業の代行は、リスト作成と送信の工程を担うサービスです。
スマートカイタクでは、利用開始に必要な作業は、条件を入力して問い合わせる、契約して入金する、営業文を渡す、の3つです。リスト作成と条件指定は全プラン無料で、対象顧客・業種・従業員数・設立年・地域・データソース元の6つで絞り込めるため、見積もり前の記入表のターゲット条件を使えます。
スマートカイタクでは、営業文の作成代行は月額プランで無料、配信設定はスマートカイタク側の担当者が行い、送信をシステムが実行するため、利用者が設定を操作する形ではありません。配信は入金確認後、最短2営業日で開始し、最終送信日から7日後に会社名・URL・アクセス数を一覧化したレポートを提出します。
スマートカイタクの運用では、「営業お断り」を検知して対象から除外し、送信済み企業には1ヶ月間再送信せず、既存取引先や競合などの除外企業は事前登録と契約後の追加が可能です。課金は送信件数に対してで成果保証はなく、送り放題ではなくプランごとの上限があり、支払った金額分の件数を送信するため未送信分は発生しません。
スマートカイタクの商談設定率は送信件数に対して0.1〜0.2%で、商談の日程が確定した時点を1件として算出した2026年のスマートカイタクの実績であり、返信数ではありません。最低利用期間は3ヶ月、銀行振込の前払いで請求書払いにも対応し、プランごとの金額は料金ページに掲載しています。
自分で送る場合の作業は8工程に分かれ、自作の総額に入るのは送信までの6工程です。フォーム営業代行と内製費を比べた当コラムの整理で、送信後の返信・商談対応は、外注しても残る仕事として分けています。
所要時間は母数と算出方法つきの公表値が無いので、送る予定のリストの先頭20社を実際に送り、かかった時間の合計を20で割って自社の数字を出します。どちらが安いかは件数の大小ではなく、外注の単価をどこから取るかで入れ替わります。
当コラムの費用比較では、外注単価が数十円で取れるなら1,000件の桁では外注、1件100〜300円の見積もりしか出ないなら自作が残るという整理です。実際に測った時間と自社の人件費を使い、見積もりと照らしてください。
同記事では、従量課金型には月間最低送信数1,000件〜の設定が多いと整理しているため、最低ロットに届くかも先に聞いてください。計算の手順は自作と外注を1商談あたりで比べる計算にあります。
送れる相手が数十社しかないなら送信数を積む逆算は成り立たず、一社ずつ手作業で届けるほうが合います。
配信後の返信対応と商談を担う人がいない状態では、送信件数だけが増えるため、先に担当者を決めてください。
契約前のチェックリスト8項目を、この提供内容に当てはめると次の形です。公表内容だけでは確定できない項目は、見積もり時の確認欄として残します。
| 確認項目 | スマートカイタクに当てはめた内容 |
|---|---|
| ①成果と課金時点 | 課金対象は送信件数(プランごとの上限内)。前払いで、商談成立への成果報酬ではない。1件の数え方は見積もり時に確認 |
| ②不成立・キャンセル | 支払った金額分の件数を送信。契約キャンセルの条件は見積もり時に確認 |
| ③単価・最低件数・上限件数 | プランごとに送信上限あり。適用単価・最低件数は料金ページと見積もりで確認 |
| ④最低期間と更新 | 月額プランは最低利用期間3ヶ月、単発プランは期間の縛りなし。更新単位は契約前に確認 |
| ⑤解約の通知期限 | 通知期限・方法・精算条件を契約前に確認 |
| ⑥レポート | 最終送信日から7日後に会社名・URL・アクセス数を提出。費用の内訳は見積もりで確認 |
| ⑦単価の外の費用 | リスト作成・条件指定は無料。その他の費用は料金ページと見積もりで確認 |
| ⑧条件明示と支払い | 個人への委託という項目は該当せず。支払いは銀行振込の前払いで、請求書払いにも対応 |
任せるかを決める材料は、送信件数だけではありません。自分でリストを作って送る作業と、返信・商談に使える時間を照らし、どの工程を外に出すか決めましょう。
よくある質問
営業代行と営業派遣・営業委託・営業アウトソーシングは何が違いますか?
頼む側から見た違いは、誰が作業の指示を出すかと、何に支払うかです。営業派遣は自社が指示を出して時間に払う形、営業代行・営業委託・営業アウトソーシングは受託側が作業を管理し、合意した成果・件数・業務範囲に対して支払う形です。
厚生労働省の区分基準は、業務の遂行方法に関する指示や管理を受託側が自ら行うことを判断材料にしています。呼び名や料金方式だけでは区分できないため、代行スタッフに直接指示する運用を想定せず、窓口と指示系統を確かめてください。
成果報酬だけで頼めますか?
頼める会社と、そうでない会社があります。ただし、固定費がかからないことと、成果単価以外の費用がかからないことは別です。
ディグロスはアポ獲得ごとの課金で固定費なしと公表し、ブリッジインターナショナルは全額成果報酬にはできないと説明しています。前者にはリスト提供時の作成費用やレポート料の公表もあるため、成果単価に何が含まれるかを確認しましょう。
「営業代行はやめとけ」と言われるのはなぜですか?
契約条件が曖昧だと、料金は発生しても、自社が期待した商談につながらない形になり得るためです。営業代行という名前だけで判断せず、成果の定義・最低期間・解約・レポートを確認してください。
公表例でも、アポ獲得時点への課金と、訪問する商談への課金では条件が異なります。商材の難易度で単価が変わる例もあるため、契約前のチェックリスト8項目を添え、何が確定し、何が未確定かを分けましょう。
個人(フリーランス・副業)に頼んでもいいですか?
個人への依頼も可能です。ただし、相手と発注側の要件に応じて、取引条件の明示や支払期日に関する義務を確認する必要があります。
フリーランス法第2条第1項第1号は、従業員を使用しない個人を対象に含めています。同法第3条第1項では、対象となる業務委託について、内容・報酬額・支払期日などを直ちに書面か電磁的方法で明示することが必要です。
支払期日の規制が適用される場合、公正取引委員会は、受領日から60日以内のできる限り短い期間に定めると説明しています。個人への依頼では、作業内容だけでなく、明示する条件と支払日まで決めてから進めてください。
営業代行の料金はいくらかかりますか?
一律の相場を示す公表統計はありません。各社の公表値(2026年10月時点)では、固定費型は初期費用約50万円〜・月額約200万円〜(ブリッジインターナショナル)です。
成果報酬型はアポ1件1万〜3万5,000円(ディグロス、新規アプローチ)または商談1件2万円税別(アイランド・ブレイン)です。従量型は1コール110円(イクイップ「ビズコール」)、フォーム営業代行の件数課金は公開表記で1件1.25円〜300円の幅があります。
単価の外に初期費用・リスト作成費・レポート料が乗る例があり、下限表記には最低ロットが紐づくため、総額で見積もりを取ってください。
まとめ:営業代行は、工程と課金方式を自分で決めてから見積もりを取る
自分で送るなら、工程表の「残る」列を自分の名前で埋め、実行する作業も引き受けられるか確認してください。見積もり前の記入表で条件と文面を決めたら、初回の送信に進みましょう。
任せるなら、契約前のチェックリスト8項目と見積もり前の記入表(ターゲット条件・営業文・月の件数)が、そのまま問い合わせの本文になります。料金だけを尋ねず、成果の定義や解約条件まで回答を残してください。
問い合わせ先がまだ決まっていなければ、営業代行会社の種類と3社に絞る手順で候補を減らしてから送ってください。