営業代行の成果報酬と相場|公開単価の単位と見積もりの換算式
営業代行の見積もりを取ると、アポごとの料金、月額料金、コールごとの料金が並び、どれが高いのか迷います。営業代行の相場を検索しても、出所や課金の単位が違えば、そのまま予算には使えません。
営業代行14社の公式記載を2026年10月22日時点で確認し、見積もりを有効商談あたりの金額に直す換算表を用意しました。外注を検討する自社に必要なのは、表示単価の大小より、いくらまで払えば採算が合うかの判断です。
この記事の結論
- 営業代行の料金は固定・成果報酬・件数の従量に分かれます。アポ単価は金額が書かれた範囲で、ディグロスの1万円〜からアポハンターの役員クラス5万5,000円まで(2026年10月22日確認)。単位が違う単価は、そのまま比べられません。
- 売上に対する報酬率の表示は、2026年10月22日に公式サイトを確かめた営業代行14社にはありませんでした。
- 完全成果報酬でも付く管理費など、公式記載を8つの費目・支払条件に整理しました。総額には単価の外の費用も含めます。
- 見積もりは総額を有効商談の件数で割ります。換算率が不明でも、上限に収まるために必要な率は逆算できます。
- 有効商談に払う上限の基準は、1受注あたりの粗利×有効商談からの受注率です。粗利を初回取引だけにするか継続分も含めるか、自社で決めます。
営業代行の成果報酬の相場は単位ごとに違う:14社の公式記載を並べる
営業代行の料金で相場より先にそろえるのは、「何を成果として数える単価か」です。調査主体と母数が明らかで、本記事に使える相場の集計は見つからなかったため、公式の公開値を単位ごとに並べました。
課金方式そのものを先に整理したい場合は、固定・成果報酬・従量の違いを確認してから、見積もりの該当行を探してください。
次の表は、営業代行14社の各サービスとスマートカイタクの料金記載を合わせた20行です。同じ会社の別サービスは別の行とし、金額の記載が無い行も含めています。
(各社の公式サイトの記載、2026年10月22日確認。「—」は記載なし、金額の「〜」は末尾なら下限、両端に金額があれば幅)
| 成果の単位 | 会社(サービス) | 公表単価 | 税 | 単価の外の費用・条件(公式記載) |
|---|---|---|---|---|
| 送信1件 | スマートカイタク | 送信件数に対する料金(金額は料金ページ) | — | 成果報酬プランなし。リスト作成は全プラン無料。最低利用期間3ヶ月は月額プランのみ。単発は縛りなし |
| 送信1件 | アイランド・ブレイン(問い合わせフォーム送信代行) | 1通20円 | 税別 | 送信成功分だけ数える。ロット数で上下 |
| アポ1件(フォーム営業で獲得) | 獲れるセールス | 2万9,800円 | 記載なし | 月額費用・定期縛りなし。文面・リスト抽出・送信は無料 |
| アポ1件 | ディグロス | 1万〜3万5,000円(新規アプローチ) | 記載なし | アポ10件から。同社が用意する場合のみリスト作成費用。レポート費用は別途 |
| アポ1件 | 完全成果報酬(完全成果アポインター) | 1万5,000円〜 | 税別 | 別途10%のプロジェクト管理費。月の発注額が下限未満なら初期費用・運用費用 |
| アポ1件 | RINGO営業(RINGOコール) | BtoBは5万円前後〜 | 記載なし | 商材単価・役職・成立条件で見積もり。月20アポで100万円前後〜が目安 |
| リード1件/アポ1件 | アズ(アポハンター) | リード7,000円〜1万5,000円/アポ2万円〜5万5,000円 | 記載なし | 相手の役職と想定アポ率などで段階設定。初回稼動費用はテストコールの有無で異なり、継続費用は月ごと |
| 有効商談1件 | ラクスル(ラクスルBPO) | 4万円 | 税抜 | 初期費用・月額固定費なし。月1件から。日程だけのアポは数えない。難易度の高いターゲットは別見積もり |
| 商談1件(依頼側が訪問) | アイランド・ブレイン(IB式営業代行) | 2万円 | 税別 | 毎月の固定費なし。最低1件から |
| 訪問1件(代行側が訪問) | 完全成果報酬(完全成果クローザー) | 1万5,000円〜 | 税別 | アポインターと同じ管理費・発注額の下限 |
| 売上(受注) | オルガロ | 報酬額は非公開 | — | アポ獲得か売上(受注)成果を選ぶ。初期費用・月額固定費・リスト作成費は無料 |
| 受注 | 完全成果報酬(受注成果報酬) | 報酬額は非公開 | — | 審査あり。設立3年以上、外部パートナーでの営業実績1年以上、即決型の商品、報酬額を決めるテストマーケティング(固定報酬)を実施できることが条件 |
| 1コール | ラクスル(コール課金) | 400円 | 記載なし | — |
| コール数・時間 | StarTwinkle | 金額非公開 | — | 最低コール数・最低契約期間・最低受注金額なし。100コールから。成果報酬は受けない |
| 稼働1時間 | 日本テレアポセンター(テレアポ人材のマッチング) | 2,500円〜 | 記載なし | 商材・ランクで変動。稼働費用に1%の管理費。初回のみ初期準備費用 |
| 月の稼働時間 | RINGO営業(RINGO インサイド) | 月50時間で月額25万円〜/月20時間で12.5万円前後 | 25万円は税別。12.5万円は記載なし | 稼働に対する月額が基本 |
| 1人日 | 日本営業代行 | 3万5,200円〜(新規開拓営業代行) | 税込み | 交通費等の実費は別途。活動前に全額前払い。成果報酬は原則受けない |
| 月額(固定+成果のハイブリッド型) | 河合商事 | 月10万円台〜 | 記載なし | 初期費用なし・契約期間の縛りなし。料金の詳細は個別見積もり |
| 月額+成果報酬 | エッグトゥコミュニケーション | 月48万円〜(月160時間)+成果報酬 | 税別 | インサイドセールスの料金。成果報酬部分の単価は非公開。完全成果報酬は受けない |
| 月額 | スタジアム | 非公開(月額固定制) | — | 最低3ヶ月から。成果報酬は原則なし |
送信件数で払う見積もりを比較する場合は、送信件数の数え方を確認し、送信成功分と試行分のどちらに払うのかをそろえてください。
営業代行の公式料金から言えること:金額が書かれたアポ単価の幅
金額が書かれたアポ単価は、ディグロスの1万円〜から、アポハンターの執行役員・取締役クラスを狙う5万5,000円まで開きます。各社の公式記載(2026年10月22日確認)であり、業界全体の上限を示すものではありません。
RINGOコールの5万円前後〜は上限が示されず、アポハンターも社長・会長クラスは個別相談です。下限表記のある料金は、その金額で依頼できるとは限らないため、自社の条件で見積もりを取りましょう。
同じ会社でも成果の中身で金額は変わります。アポハンターはリードとアポ、相手の役職などで段階を設け、RINGOコールは役職・成立条件、ラクスルはターゲットの難易度を見積もりに反映しています。
オルガロ、StarTwinkle、スタジアムは金額を公開しておらず、エッグトゥコミュニケーションは成果報酬部分の単価が非公開です。営業代行14社の公式記載を並べた表は、公開情報の一覧であり、業界の「相場」とは呼べません。
営業代行のアポ単価は2つの意味で使われている
営業代行のアポ単価には、アポごとに請求される金額と、費用を獲得件数で割った結果の金額があります。表示された言葉だけで、どちらかを決めないでください。
河合商事の公式サイトは「ハイブリッド型の報酬制度を採用」と書いたうえで、料金は月額10万円台〜、別の箇所で「アポ単価8,000円を実現」と掲げています。これは2026年10月22日に確認した記載です。
この8,000円が請求の単価か、実績から計算した値かは、公式サイトの記載からは読み取れません。提案書に「アポ単価」とあれば、請求の単価なのか、実績から計算した値なのかを聞いてください。
営業代行の成果報酬の割合:「売上の◯%」は確かめた14社の公式サイトに無かった
営業代行の成果報酬の割合は、確かめた14社の公式サイトでは売上に対する率の表示がなく、公開情報から決まった値を示せません。これは2026年10月22日時点の確認結果であり、業界にその契約形態が無いという意味ではありません。
受注成果を選べる会社も、報酬の額・率は公開していない
オルガロは、アポ獲得か売上(受注)成果を選べると公表しています。株式会社完全成果報酬も受注成果報酬を扱いますが、どちらも報酬の額・率は非公開です。
完全成果報酬は審査条件として、報酬額を決めるためのテストマーケティングを固定報酬で実施できることを挙げています。同社への見積もり依頼では、テスト費用と、その後の報酬額の決め方を確認してください。
媒体に載る「売上の◯%」を予算に置く前に、見積もりで聞く4つ
検索結果には、出所が示されていない率の幅もあります。その率を予算に置く前に、見積もり先へ次の点を確認してください。
- 報酬率をかける元は、売上ですか、粗利ですか。
- 対象は初回の取引だけですか、継続取引も含みますか。
- アポや商談ごとの料金と併用しますか。
- 受注は誰がどのように報告し、いつ請求されますか。
率だけでなく、対象となる金額と期間までそろえて初めて支払総額を見積もれます。
完全成果報酬の営業代行でも単価の外に付く費用:公式に書かれた8つの費目
完全成果報酬や固定費なしを掲げる会社でも、公式サイトには単価以外の費目が書かれています。
営業の外注費用を見積もる際は、次の費目と支払条件を確認してください。
(各社の公式サイトの記載、2026年10月22日確認)
| 費目 | 公式記載の例 | 付く条件 |
|---|---|---|
| 率で上乗せされる管理費 | 完全成果報酬:全サービスに別途10%のプロジェクト管理費。日本テレアポセンター:稼働費用に1%の管理費 | 毎回 |
| 発注額が下限を割ったときの固定費 | 完全成果報酬:月の発注額30万円未満、再発注は50万円未満の場合、初期費用10万円、2ヶ月目以降は運用費用10万円。「初期費用無料」は30万円以上の予算の場合 | 発注額が小さいとき |
| 初回の立ち上げ費 | アポハンター:初回稼動費用30万円/回、テストコールが必要なら100万円/回。日本テレアポセンター:初期準備費用、金額記載なし | 開始時 |
| 継続の報告・管理費 | アポハンター:営業報告・業務管理費用は月10万円。完全成果報酬:業務報告資料・定期ミーティングは月15万円のオプション | 毎月。アポハンターは継続費用、完全成果報酬は依頼したとき |
| レポート費用 | ディグロス:プラン1は1回3万円 | 依頼したとき |
| リスト作成費 | ディグロス:同社がリストを用意する場合のみ。完全成果報酬:ターゲットリスト作成は100件3万円のオプション | 先方が作るとき |
| 事前テストの固定報酬 | 完全成果報酬:内容により、実施前に固定報酬のテストマーケティング | 商材・内容による |
| 前払い・実費 | 完全成果報酬:発注額をデポジットで前払い。日本営業代行:活動開始前に全額前払い、交通費等の実費は別途 | 支払時点と実費 |
前払いの発注額は、払う時期が早まるもので、追加料金ではありません。換算表のCには重ねて入れず、交通費などの実費だけを足してください。
単価の外の費用は無いと公式に書く会社もある
オルガロは初期費用・月額固定費・リスト作成費を無料、獲れるセールスは文面・リスト抽出・送信を無料と公表しています。アイランド・ブレインのフォーム送信代行は、送信単価以外の費用を取らないとの記載です。
ラクスルは初期費用・月額固定費がなく、キャンセル・アポなしは請求から除外します。ディグロスにも、訪問できなかったアポを相殺・返金する記載があります。
追加費用が付く条件と、請求対象から外れる条件の両方を見てください。どちらの型かは公式サイトで確認し、見えない分は見積もりで聞きましょう。
見積もり依頼に添える費目の質問文
以下を見積もり依頼のメールに貼り、回答を総額の計算に使ってください。
件名:営業代行のお見積もりに伴う費用・支払条件の確認
[会社名]
[ご担当者名]様営業代行の依頼を検討している[自社名・氏名]です。
単価のほかにかかる費用を、次の項目ごとに「なし/あり(金額・条件)」でご回答ください。・率で上乗せされる管理費:率と計算対象
・発注額が下限を割ったときの固定費:下限額と適用条件
・初回の立ち上げ費:テストの有無による違い
・継続の報告・管理費:必須か任意か、発生する期間
・レポート費用:内容と提出頻度
・リスト作成費:持ち込みの場合との違い
・事前テストの固定報酬:実施条件と本契約への充当の有無
・前払い・実費:支払時点、精算方法、実費の範囲金額の税込み・税別も併記いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。[自社名]
[氏名]
[連絡先]
費用が任意の場合は、今回の見積もりに含めたかどうかも確認すると、転記時の漏れを防げます。
営業代行の見積もりを有効商談1件あたりにそろえる:換算式と記入表
見積もりは、総額を自社が数えたい有効商談の件数で割り、払ってよい上限と照らして判断します。
払ってよい上限を決めてから見積もりを並べる
営業代行の費用対効果は、他社より安いかだけでは決まりません。自社の粗利と受注率から、比較する上限を先に計算します。
有効商談1件に払ってよい上限の基準=1受注あたりの粗利×有効商談からの受注率
粗利は初回取引だけか、継続分も含むかを決め、含める期間を記録してください。継続分を含めるなら、費用を回収するまでの期間も合わせて確認します。
どちらにも自社の値を使い、社内の営業工数や残したい利益があれば、実際の予算上限はさらに下げてください。以下では、この予算上限をHとして使います。
先に「有効商談」を1文で決める
有効商談の条件は、会社名やサービス名だけではそろいません。ラクスルは日程確定に加え、事前ヒアリング内容や合意事項が明確なものを対象とし、日程だけのアポは数えないと公表しています。
RINGOコールは役職・課題感・日程の確定条件・NG条件を事前に文書で合意する形です。これらは各社の公式記載(2026年10月22日確認)なので、自社の比較基準は別途、次のように書きます。
自社では、[業種・従業員数・地域:__]の[部署・役職:__]と[面談方法・必要時間:__]の面談を実施し、[課題:__]について話せたものを有効商談と数えます。
日程だけの確定、[除外対象:同業他社・既存取引先など__]との面談は数えません。
これは記入例です。成果の定義を契約に書く文例も使い、必要な役職・課題・除外条件を自社向けに置き換えてください。
見積もりの単位ごとの換算式
比較する期間と税込み・税別の扱いをそろえ、次の式へ見積もりの金額を入れます。相殺・返金の条件がある場合は、その扱いも総額に反映してください。
Aは単価、Bは請求対象の件数・時間・日数・月数、Cは単価の外の費用、Dは総額です。時間・人日・月額では、同じ期間の見込みアポ数をNとし、換算率Eと分けて記入します。
「1コール・コール数」の行のBは、掛け直しを含む1リストで数える会社もあります。AとBを写す前に、テレアポ代行の「1件」の数え方で単位を確かめてください。
| 見積もりの単位 | 総額D | 換算率E | 有効商談の件数F | 有効商談1件あたり | 上限Hに収まるために必要な換算率G |
|---|---|---|---|---|---|
| 有効商談1件 | A×B+C | 不要。定義が自社と同じ場合 | B | D÷B | 不要。D÷BとHを比較 |
| アポ1件・商談1件・訪問1件 | A×B+C | 自社の有効商談になった割合 | B×E | D÷F | D÷(H×B) |
| 1コール・コール数 | A×B+C | アポ率×実施率 | B×E | D÷F | D÷(H×B) |
| 稼働時間・人日・月額 | A×B+C | アポから有効商談になる実施率 | N×E | D÷F | D÷(H×N) |
| 送信1件 | 送信料金+C | 送信から有効商談になる率 | B×E | D÷F | D÷(H×B) |
| 受注(売上の率で見積もられた場合) | 受注額×報酬率+併用料金等 | 有効商談からの受注率 | 比較は受注あたりの費用から行う | 受注あたりの費用×E | 最低率の逆算は適用せず、受注あたりの費用×EとHを比較 |
換算率となる実施率・アポ率・送信からの率・受注率には、読者の会社の値を入れます。見込みの件数を使った結果は予測値なので、実施後には実際の件数で計算し直してください。
月額と成果報酬の併用は、月額×月数に成果単価×成果件数を加えてDを作ります。成果件数で管理費なども変わる場合は、同じ件数の前提でCも計算してください。
そのまま写せる換算表(記入欄つき)
見積もりごとに空欄を埋めると、金額以外に何が分かっていないかも確認できます。
| 見積もり(会社・単位) | A 単価 | B 件数・時間・日数・月数 | C 追加費用 | D 総額 | E 換算率 | N 見込みアポ数(時間・月額等) | F 有効商談の件数 | D÷F | G 上限に収まるために必要な換算率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 見積もり①:__ | __ | __ | __ | __ | __ | __ | __ | __ | __ |
| 見積もり②:__ | __ | __ | __ | __ | __ | __ | __ | __ | __ |
| 見積もり③:__ | __ | __ | __ | __ | __ | __ | __ | __ | __ |
D・F・Gには、直前の換算式から該当する行の式を使います。月額のBは月数なので、FをB×Eにせず、同じ期間の見込みアポ数N×Eにしてください。
Cは、比較する期間に払う費用を次のように分けてから合計します。
Cの内訳
件数比例の費用=追加単価×対象件数:__
率による費用=管理費の計算対象額×率:__
月数比例の費用=月ごとの追加費用×月数:__
一回きりの費用=初回費用・事前テスト等:__
実費・依頼回数による費用:__
合計C:__
稼働費用に掛かる管理費なら、計算対象額はA×Bです。前払いした発注額はCへ重ねず、任意の費用は今回依頼するものだけ入れてください。
Eが手元に無くても、成果件数・送信件数などをBとする見積もりなら、必要な率G=D÷(H×B)を出せます。根拠のある実績で届きそうにない率を要する候補は外し、残った候補で測定を検討しましょう。
時間・月額はG=D÷(H×N)ですが、Nにも根拠が必要です。同じ業種・役職への過去案件について、獲得アポ数と稼働時間を添えてもらってください。
Nの根拠が無ければFとGは空欄にし、必要な有効商談数D÷Hを先に出します。これを稼働時間・日数・月数Bで割れば、各単位あたりに必要な有効商談数として先方に実現可能性を聞けます。
必要な率を逆算しても、その率を達成できると分かったわけではありません。Gは発注前の条件比較に使い、実際の採算は測ったEで確認してください。
E・Nの根拠メモ
該当するもの:自社の過去実績/先方の実績/試して測った値
対象期間・商材・相手の条件:__
分母とその数え方・稼働時間:__
成果の定義と件数:__
上限H:__/粗利に含める取引期間:__
有効商談が得られなかった場合はD÷Fを計算できないため、総額と成果なしの結果を記録します。換算表のD÷Fが上限Hを超える見積もりは、単価が安く見えても設定した採算条件に合いません。
換算率はどこから取るか
換算率を得る方法は、自社の過去記録、先方の実績、小さな発注での測定です。過去の記録がある場合は、アポと有効商談を同じ対象・期間で集計します。
先方に実績を聞く場合は、率だけでなく、分母と成果の定義を一緒に聞いてください。対象顧客や商材が異なる実績は、自社でも同じ率になるとは限りません。
記録が無ければ、件数か期間を区切って試し、自分で数えます。フォーム営業では、送信・返信・商談を記録する項目を用意してから配信すると、換算に必要な件数を残せます。
営業代行の成果報酬・時間課金・件数課金を1商談単価で比べる:換算率を誰が持つかで違う
有効商談あたりの費用を計算するとき、方式によって変わるのは、有効商談に至るまでのどの段階を代行側が引き受けるかです。
| 方式 | 単価に織り込まれているもの | 自社が持つ換算率 | 自社が決めること |
|---|---|---|---|
| 成果報酬(有効商談1件) | 有効商談に届かなかった分 | なし。定義が同じ場合 | 有効商談の定義 |
| 成果報酬(アポ1件) | アポに届かなかった分 | アポから有効商談になる実施率 | アポの成立条件 |
| 時間・人日・月額 | —。稼働に払う | 接触からアポ、有効商談まで | 稼働の中身と報告項目 |
| 件数(コール・送信) | —。件数に払う | 件数から有効商談まで | 件数とリストの条件 |
成果報酬の単価には、成果に至らない活動の分も織り込まれます。時間・件数課金は稼働や接触の段階で払うため、単価が小さく見えても有効商談までの費用は換算率次第です。
どの方式でも、有効商談から受注につなげる過程は別に考える必要があります。
換算率が無いなら、件数か期間を区切った小さな発注で測る
換算率を測る発注では、何を分母として記録できるかで依頼先を選びます。各社の小口の入口と測定対象は、次のとおりです(2026年10月22日の公式記載に基づく整理)。
- ラクスル:月1件から、最低契約期間なし。有効商談の定義が一致するなら、換算率を挟まず費用を確認できます。
- ディグロス:アポ10件から。アポ数と自社の有効商談数を記録して、実施率を測ります。
- StarTwinkle:100コールから、最低コール数・最低契約期間・最低受注金額なし。コール数から有効商談になる率を測る入口です。
- 日本営業代行:1日だけの単発から。稼働日数と獲得アポ数、その後の有効商談数を記録します。
試す量は、必要な換算率Gを当てた場合に、どの程度の有効商談が見込めるかから検討してください。その率でも有効商談が1件に届かない量なら、成果なしで終わっても判断材料が限られます。
少量で発注できても、初回費用が付くかは別の確認事項です。最低期間・最低量で候補を絞る手順を使い、測定に払える総額の範囲で依頼先を残してください。
自社の記録から実施率やアポ率がすでに分かっているなら、試さずに換算表で比較して構いません。今回の対象顧客や商材にも使える記録かを確かめてから転記しましょう。
フォーム営業代行の件数課金で換算率を測る:スマートカイタクの場合
スマートカイタクは、問い合わせフォーム営業の送信先リスト作成から配信、レポート提出までを引き受けます。成果報酬プランはなく、料金は単発・月額とも送信件数に対するもので、換算表のDには送信件数に対する料金を置きます。
返信は依頼側の窓口に直接届くため、Fの有効商談は自社の定義で数えられます。商談の代行は含まず、レポートの会社名・URL・アクセス数は、有効商談の件数とは分けて記録してください。
スマートカイタクの商談設定率は送信件数に対し0.1〜0.2%で、商談の日程が確定した時点を1件として算出した2026年の実績です。この記事の有効商談の定義とは一致しない場合があるため、Eには自社の商材で測った値を入れてください。
単発プランには期間の縛りがなく、最低利用期間3ヶ月は月額プランのみの条件です。プランごとの金額は料金ページに掲載しています。
よくある質問
営業代行の成果報酬で迷いやすい点を、公式の公開情報と換算式に沿って確認します。以下の他社情報は、2026年10月22日時点の各社公式サイトの記載です。
営業代行の成果報酬は売上の何%ですか?
営業代行の成果報酬が売上の何%かは、見積もり先の報酬の決め方を確認しないと判断できません。
受注成果に払う契約でも、率ではなく受注ごとの金額で決める可能性があります。まず定額か率かを聞き、率なら売上・粗利のどちらに掛けるか、継続分を含むかを確認してください。
営業代行のアポ単価はいくらですか?
営業代行のアポ単価は、相手の役職や成立条件をそろえた見積もりで確認する必要があります。
アポ単価だけを有効商談あたりに直す式は、アポ単価÷実施率です。単価の外に費用があれば、その費用÷有効商談の件数も加えて上限と照らしてください。
インサイドセールス代行も成果報酬で頼めますか?
インサイドセールス代行には、月額と成果報酬を併用して頼めるサービスがあります。エッグトゥコミュニケーションはその型で、完全成果報酬は受けていません。
RINGO インサイドは稼働に対する月額が基本で、スタジアムは月額固定制です。成果報酬を希望する場合は、依頼範囲をアポ獲得に分けられるか相談してください。
クロージングまで成果報酬で頼めますか?
クロージングまで成果報酬で頼める営業代行はありますが、訪問への報酬と受注への報酬を分けて確認する必要があります。
完全成果クローザーは代行側の訪問が課金単位で、受注時だけの支払いとは異なります。受注成果を希望するなら、オルガロや完全成果報酬の見積もりで、対象業務・審査・報酬の発生条件を聞いてください。
営業代行のマージンはどのくらいですか?
営業代行会社の利益率は、確かめた14社の公式サイトに公開例が見当たらず、管理費の率からも判断できません。
日本テレアポセンターの稼働費用に対する1%、完全成果報酬の10%は、公式には管理費として書かれた費目です。利益率として公表された数字ではないため、取り分と同一視しないでください。
「マージン」が比較・紹介サービスの手数料を指す場合もあるため、何の手数料を指すかは分けて聞く必要があります。
営業代行の料金が安いかどうかは、どう判断すればいいですか?
営業代行の料金が安いかどうかは、有効商談あたりの総額が、自社で決めた上限Hに収まるかで判断します。
換算率Eが不明なら、必要な換算率Gを先に出してください。根拠のある実績とGを照らせば、どの候補で測定するかを検討できます。
営業代行をスポットで1回だけ頼めますか?
営業代行は、期間や件数を区切って頼めるサービスがあります。ラクスルは月1件からで最低契約期間なし、StarTwinkleは100コールからと公表しています。
単発で換算率を測るなら、発注量に加え、成果の分母となる件数が報告されるかを確認してください。初回費用を含む試行時の単価と、継続時の単価も分けて記録します。
月額固定の営業代行と成果報酬はどちらが得ですか?
月額固定と成果報酬のどちらが得かは、有効商談あたりの総額と自社の上限を照らして判断します。
月額は見込みアポ数の根拠を聞き、成果報酬は管理費や月ごとの追加費用まで含めてください。固定の追加費用がある場合は、成果報酬でも件数によって有効商談あたりの総額が変わります。
まとめ:営業代行の成果報酬は、単位をそろえてから高い安いを決める
営業代行の単価は、アポ・有効商談・訪問・稼働など、何に払うかで意味が違い、そのままでは比較できません。2026年10月22日に確認した営業代行14社の公式サイトには、売上に対する報酬率の表示がありませんでした。
見積もりは、単価の外の費目を含む総額を有効商談の件数で割り、自社の粗利と受注率から決めた上限と比べます。
自分で比較する場合は、届いた見積もりを換算表に写すところから始めてください。Cの空欄は費目の質問文で埋め、Eが不明なら必要な換算率Gと、その根拠となる実績を確認しましょう。
換算率がなく、件数を区切ってフォーム営業を任せて測る場合は、対象顧客・業種・地域・規模、送りたい件数、外したい企業、開始時期を整理してください。その条件を問い合わせフォームに記入すると、依頼したい範囲を具体的に伝えられます。