アタックリスト|成果が出ない原因の切り分けと、無料で写せる項目テンプレート
アタックリストのシートには行が並んでいて、送信も止めていません。それなのに月末に数えると、商談は1件も入っていない。
どこが悪いのかと聞かれても、答えようがありません。件数なのか、当てている業種なのか、そもそも送れていないのか。全部を疑うと、全部を作り直すことになります。
ここでは、手元のリストで3つの数を数えて、止まっている場所を1つに決めます。
この記事の結論
- 原因は件数・当て先・窓口の3つに切り分けられます。手元で数える数と、その数で決まる打ち手を表にしました
- 商談は1,000社に1〜2件です。商談の日程が確定した時点を1件として算出したスマートカイタクの2026年実績で、送った数がこの桁に届いていないなら原因は件数です
- 項目は11列です。送る先を決める7列と、送ったあとの結果を書く4列に分け、入力規則まで先に決めます
- 断りの理由は自由記述にせず、5区分のプルダウンに固定します。当て先が外れているのか、時期の問題なのかを月末に数えられます
- 当て先で届く窓口の数が変わります。業種別のフォーム保有率は39.8%から78.8%まで開きました(窓口を調べ終えた約66万社のうち、業種を判定できた企業を18業種に分けたスマートカイタクの集計/2026年8月時点)
アタックリストで成果が出ないのは、3つのどれかで止まっているから
先にやるのは、原因を1つに決めることです。直したくなる場所はいくつも見つかります。営業文、送る時間帯、リストの鮮度。全部を一度に変えると、翌月に何が効いたのかが分からなくなります。
ここで切り分けるのは、リストの側だけです。営業文と送る時間帯というやり方の側は、送った件数がそろってから、リストを固定したまま1つずつ試して確かめてください。
止まる場所は3つです。手元のシートで、次の数を数えてください。
| 止まっている場所 | 手元のアタックリストで数える数 | この状態なら | 打ち手 |
|---|---|---|---|
| 件数が足りない | いまの当て先に送り始めてから今日までに、フォームから送信できた社数 | 1,000社の桁に届いていない | 当て先は変えず、行を増やして送信を続ける |
| 当て先が合っていない | 送った行のうち、狙った業種と対象顧客に一致する行数 | 半分に満たない | 業種と対象顧客を1つずつに決めて当て直す |
| 送れる窓口が入っていない | フォームURLの列が埋まっている行数 | 1,000行のうち660行(スマートカイタクの調査の66.0%を当てた目安)に届かない | 窓口の列を埋め直すか、窓口の多い業種へ当て先を替える |
1つ目は、送った量が判断できる桁に届いていない状態です。スマートカイタクの商談設定率は0.1〜0.2%で、1,000社に1〜2件です。これは商談の日程が確定した時点を1件として算出した2026年の自社実績で、返信があった数ではありません。商談を1件見込むなら、送信は1,000社の桁で考えることになります。
数百社を送った段階で手を止めると、リストの良し悪しではなく量の不足を見ていることになります。数えるのは今月の送信数ではなく、いまの当て先に送り始めてからの累計で、業種と対象顧客を替えたらそこから数え直します。商談設定率はフォーム送信の実績なので、電話でかけた件数を足すと桁がずれます。
2つ目は、届いてはいるが相手が違う状態です。送った行のうち、狙った業種と対象顧客に一致する行が半分に満たないなら、そのリストは「集められた会社」の集まりになっています。業種と対象顧客をそれぞれ1つに決め、その条件に合う行だけを送信対象にしてください。
半分という線そのものに根拠はありません。打ち手が1つに決まる粗さで引いた目安です。対象顧客の列をまだ作っていないなら、いまは狙った業種に一致する行数だけで数えて構いません。列を足したあとに、もう一度数え直してください。
3つ目は、そもそも送れていない状態です。スマートカイタクが問い合わせ窓口を調べ終えた企業は約66万社で、そのうちフォームを持つのは66.0%でした(2026年8月時点)。1,000行そろえても、フォームで送れる窓口があるのは約660行という計算になります。これはスマートカイタクの調査全体に対する割合で、自分で集めた行が同じ比率になるとは限りません。見当を付けるための数字として使い、手元のリストでは自分で数え直してください。
3つのうち2つ以上に当てはまることもあります。そのときは表の上から順に見て、最初に当たったものから直してください。送った量が足りないうちは、当て先が合っているかも、窓口が足りているかも判断できないからです。
残りの行がどうなっているかも、同じ集計に出ています。電話番号しか見つからない企業が13.6%、メールアドレスしか見つからない企業が8.2%、窓口が何も見つからない企業が7.0%、公式サイトそのものに到達できない企業が4.9%でした。テレアポ用に作った一覧をそのままフォーム営業に流用すると、この層がまとめて残ります。
窓口が埋まらない行を電話で拾い直す、という当ても万能ではありません。同じ集計で、窓口が何も見つからなかった企業に限ると、電話番号が取れたのは1.9%、メールアドレスが取れたのは0.5%でした。この層は連絡する手段そのものが無いので、送信対象から外して構いません。
電話番号だけが見つかる企業と、メールアドレスだけが見つかる企業は、これとは別に残ります。外す前に、フォームURLの列が空欄の行が何行あるかだけ数えておきましょう。
アタックリストの項目テンプレート:送る先の列と、結果を書く列を分ける
列は2つの群に分けます。送る先を決めるための列と、送ったあとの結果を書き戻す列です。
アタックリストの項目は11列です。そのままスプレッドシートの1行目に写せる形にしました。すでに行を持っているなら、作り直す必要はありません。いまの表に足りない列を足し、上から順に埋めていけば足ります。
| 群(送る先/結果) | アタックリストの列名(全11列) | 何に使うか | どこから取れるか | 入力規則 |
|---|---|---|---|---|
| 送る先 | 法人番号 | 名寄せと更新の共通キー | 国税庁の法人番号公表サイト | 13桁。表計算ソフトで開くと指数表記になるので、列の書式を文字列へ直す |
| 送る先 | 社名 | 宛名と、同じ社名の法人の見分け | 法人番号公表サイト | 登記のとおりに入れる。「株式会社」を「(株)」と略さない |
| 送る先 | 都道府県 | 当て先の絞り込み | 法人番号公表サイト、gBizINFO | 「東京都」まで入れる。「東京」と書かない |
| 送る先 | 市区町村 | フォームの必須欄に貼る | 法人番号公表サイト、gBizINFO | 市区町村までで1列にする。番地は入れない |
| 送る先 | 業種 | 当て先を決める主軸 | gBizINFO、公式サイト | 使う区分の一覧を先に決め、その語だけをプルダウンで入れる |
| 送る先 | 対象顧客 | 当て先を決める第2の軸 | 公式サイトを見て自分で入れる | 「法人向けを含む」「個人向けのみ」から選ぶ |
| 送る先 | 問い合わせフォームURL | 送信先。重複を判定するキー | 公式サイトをたどって1件ずつ | 見つからなければ空欄のまま残す。「なし」と書かない |
| 結果 | 最終送信日 | 再送の線引き | 送ったときに自分で記録する | 年月日の書き方を1つに決めてそろえる |
| 結果 | 反応 | 当て先を見直す材料 | 返信と受信箱を見て自分で記録する | 「返信あり」「返信なし」「配信停止依頼」から選ぶ |
| 結果 | 断りの理由 | 当て先を替えるかどうかの判断 | 返信の本文から選ぶ | 下の5区分から選ぶ。自由記述にしない |
| 結果 | 次アクション | 誰がいつ動くかの決定 | 自分で記録する | 「商談設定」「再送候補」「送信対象外」から選ぶ |
送る先の7列は、送信の前に埋まっていないと送れません。結果の4列は、送信のあとにしか埋まりません。この4列を空けたまま送り続けると、翌月に見返せる材料が1つも残りません。無料で配られているアタックリストのテンプレートは、送る先の列だけで組まれていることがあります。使う前に、結果の4列が入っているかを確かめてください。
入力規則は、列を決めるのと同じ日に決めてしまいます。あとから絞り込みや集計に使う列を自由記述にすると、絞れなくなり、数えられなくなります。
重複の判定は、社名ではなくフォームURLで行います。スマートカイタクの集計(2026年8月時点)では、送信先になりうる企業の15.0%、およそ7社に1社は同じ社名の法人が他にもいました。同じフォームURLを共有している企業のうち、共有分の92.5%は共有相手の社名が違っています。社名で消すと別の会社が消え、社名で潰しても同じ窓口への二重送信は残ります。
再送の線は、最終送信日の列で引きます。スマートカイタクは、一度送信した企業には1ヶ月間は再送信しない運用にしています。自分で送るなら、送信のたびに最終送信日を埋め、次に送る前にその列で並べ替えて直近の相手を外してください。
アタックリストに代表者名と担当者名の列は作らない
この2つの列は作りません。個人情報保護委員会のガイドライン(通則編)は、法人その他の団体は「個人」に該当しないため、法人等の団体そのものに関する情報は個人情報に該当しないとしています。ただし、役員や従業員等に関する情報は個人情報に該当する、とも書かれています。社名・所在地・法人番号・窓口のURLだけなら手元にあるのは法人の情報ですが、代表者名や担当者名を1列足した時点で、扱っているものが変わります。
分かれ目は、その名前をどこから得たかにあります。代表者名や担当者名が1列入った名簿は、それが検索できる形に整理されていれば個人データにも当たり得ます。名簿を買ってこの列が入っていれば、買い手側の確認と記録の義務が生じ得ます。逆に、法人の情報だけのリストにこの義務はかかりません。ガイドライン(第三者提供時の確認・記録義務編)が、法第30条の確認・記録義務は「個人データ」の提供を受ける際に適用されるもので、そもそも個人情報に該当しない情報の提供を受けた場合には適用されない、としているためです。
大事なのは、その先に書かれていることです。同じガイドラインは、本来は個人データに該当するのに、確認・記録義務を免れる目的であえて分断して形式的に「個人データには該当しない個人情報」として提供を受ける行為は、法の潜脱であり義務を免れることはできないとしています。納品の形を工夫すれば義務が消える、という考え方をガイドラインは認めていません。列を作らないのは義務を避けるためではなく、送る相手を決めるのに個人名が要らないからです。判断に迷う扱いが出てきたら、弁護士など専門家に確認してください。
名前が要るのは、返信が来たあとです。担当者の名前は商談メモの側のシートに置き、アタックリストの行とは法人番号で結んでください。アタックリストは法人の行、商談メモは人の行と分けておけば、名前が入ったシートだけを共有範囲の狭い場所に置けます。
購買履歴の列も持たせません。
アタックリストの断りの理由は、選択肢を5区分に固定する
断りの理由は、5区分から選ばせます。自由記述にすると、同じ内容が別の言葉で書かれ、月末に数えられません。数えられないと、当て先を替えるべきかどうかが判断できません。
| 断りの理由(プルダウンに入れる5区分) | どんな返信がここに入るか | この区分が集まったときにやること |
|---|---|---|
| 時期が合わない | 検討はするが、今ではないという返信 | 最終送信日から1ヶ月以上あけて、再送候補に回す |
| 他社導入済み | すでに同種のものを使っているという返信 | 当て先は合っている。営業文を比較の切り口に書き換える |
| 予算が合わない | 金額の折り合いがつかないという返信 | gBizINFOの従業員数で絞り直し、当てる規模のほうを見直す |
| 対象が違う | そもそも商材を使う立場にないという返信 | 業種か対象顧客が外れている。当て先を替える |
| 営業お断り | 営業目的の連絡を受け付けていないという返信 | 送信対象から外し、以降のリストからも除外する |
区分の使い方を先に決めておきます。「対象が違う」が集まったら、当て先を替えます。「時期が合わない」や「予算が合わない」が集まっているなら、当て先は合っていて、変えるのは営業文か、狙う規模のほうです。区分を足したくなったら、足す前に、その区分で打ち手が変わるかを確かめてください。打ち手が変わらない区分は、数えても使い道がありません。
「営業お断り」は、断りの理由であると同時に除外の指示です。スマートカイタクでは、「営業お断り」の記載があるフォームは検知して送信対象から除外しています。自分で送るなら、送信前にページの注意書きを読む作業に置き換わります。既存の取引先や競合など、送信を避けたい企業も、同じように事前に一覧にして外しておきましょう。
アタックリストの当て先を替える:業種と対象顧客で、届く窓口の数が変わる
当て先を替えるときに動かす軸は2つです。業種と対象顧客。地域・規模・設立年をどう動かしても、送れる窓口の割合は変わりません。
まず業種です。同じ「会社」でも、窓口を持っている割合が業種でここまで違います。
| 業種(スマートカイタクが付与した分類) | フォーム保有率(業種を判定できた企業を18業種に分けたスマートカイタクの集計/2026年8月時点) |
|---|---|
| 不動産 | 78.8% |
| 建設・土木 | 77.3% |
| 製造業 | 73.2% |
| 広告・マーケティング | 73.1% |
| 卸売・商社 | 71.9% |
| 物流・運輸 | 70.0% |
| 教育・研修 | 68.7% |
| 農林水産 | 68.7% |
| 小売・EC | 68.4% |
| 専門サービス | 68.4% |
| エネルギー・環境 | 68.4% |
| メディア・エンタメ | 66.6% |
| 宿泊・観光・レジャー | 66.2% |
| IT・ソフトウェア | 65.4% |
| 金融・保険 | 57.6% |
| 医療・ヘルスケア | 54.6% |
| 飲食・食品 | 54.3% |
| 公共・行政 | 39.8% |
この表は、スマートカイタクが分けた18業種すべてを保有率の高い順に並べたものです。分類は公的な産業分類ではありません。集計の母数はスマートカイタクが調査を終えた企業であって、その業種の全企業数ではありません。
この表だけで当て先を決めないでください。先に決めるのは、自社の商材が売れる業種のほうです。その候補が複数残ったときに、どちらが送れる窓口を多く持っているかの見当として、この表を使います。保有率が高くても商材が売れない業種に当てれば、届いた先で断られるだけです。
使い方は決まっています。手元の行数に、狙う業種の保有率を100で割った値を掛けてください(1,000行×78.8%なら 1,000×0.788)。1,000行そろえるなら、フォームで送れる窓口は不動産で約790行、公共・行政で約400行という桁になります。同じ行数を集めても、当て先を替えるだけで送れる先が倍近く動きます。
もう1つの軸が対象顧客です。相手の会社が誰に売っているかで分ける条件で、アタックリストの列としては「法人向けを含む」「個人向けのみ」の2つから選ぶ形で持ちます。飲食業向け・建設業向けといった売り先の業種まで絞りたいときは、この列とは別に、売り先の業種を書く列を足してください。
スマートカイタクの集計(2026年8月時点)では、法人向けを含む企業のフォーム保有率は72.1%、個人向けのみの企業は58.9%で、法人を対象にしている企業のほうが13.2ポイント高い結果でした。この判定はスマートカイタクが付与したもので、公的な区分ではありません。
残りの条件は、指定できても送れる割合を動かしません。同じ集計では、従業員数で分けたときの幅は8.3ポイントで、最も低いのは1,001名以上でした。設立年で分けた幅は2.5ポイントです。地域・規模・設立年で絞っても保有率は動かず、母数が減るだけでした。当て先を替えるときに触るのは、業種と対象顧客だけにしてください。
業種を1つに絞ると、送信先になりうる母数は1万〜7万社の桁になります。必要な行数がこの桁を超えるようなら、絞る前に商材の側を見直すことになります。
「アタックリスト 無料」で手に入るのは列の並びで、行の中身ではない
無料で埋まるのは、送る先の7列のうち5列までです。「アタックリスト 無料」で探すと表計算ソフトのテンプレートが見つかりますが、そこで手に入るのは列の並びであって、行の中身ではありません。中身を無料で埋められる範囲は、公的なデータの側で決まっています。
土台は国税庁の法人番号公表サイトです。法人番号は法人等が持つ13桁の番号で、利用範囲の制約がなく、誰でも自由に利用できるとされています。公表されているのは基本3情報で、中身は商号又は名称、本店又は主たる事務所の所在地、法人番号の3つです。名称・所在地・法人番号などの条件で検索する機能もあるので、1社だけ調べたいときはここが入口になります。
まとめて落とすなら、基本3情報のダウンロードから取ります。CSV形式とXML形式が選べ、全件データは前月末時点の情報を、全国分または都道府県・国外の単位別に落とせます。文字コードはShift-JISとUnicodeの2種類です。狙う地域が決まっているなら、全国分ではなくその都道府県だけを落としてください。文字コードを選び間違えると、開いた瞬間に社名が化けます。
絞り込みの条件は、経済産業省のgBizINFO(Gビズインフォ)で足します。500万社以上の政府保有法人データを提供するサイトで、所在地は都道府県と市区町村で指定でき、資本金・従業員数・業種でも絞り込めます。2つのサイトをつなぐのは法人番号の列です。両方のシートで法人番号の列を文字列にそろえておかないと、同じ番号でも一致しません。
ただし、業種で絞れることと、狙う粒度で絞れることは別です。gBizINFOの業種は、農業、林業から建設業、製造業、情報通信業、卸売業、小売業といった大きな区分から選ぶ形になっています。飲食店向けのシステムを売りたい、といった粒度で絞りたいなら、大分類から絞ったあとに1社ずつ見て、業種の列を自分で書き換えることになります。対象顧客も、その企業が誰に売っているかを公式サイトで読んで判断する列なので、ここは手作業です。
止まるのは問い合わせフォームURLです。法人番号公表サイトが公表しているのは基本3情報だけで、gBizINFOの法人情報にも、フォームのURLにあたる項目はありません。メールアドレスに切り替えても、この壁は越えられません。スマートカイタクの集計(2026年8月時点)では、メールアドレスを公開している企業は28.9%でした。フォームが無い行をメールで埋めようとしても、3割弱で止まります。
だから、フォームURLの列は自分で埋めることになります。手順は毎回同じにしておきましょう。公式サイトを開き、グローバルナビゲーションかフッターから「お問い合わせ」をたどり、入力欄が並んでいるページのURLを列に控える。そのとき必須マークの付いた欄を見て、市区町村が必須になっていないかを確かめる。スマートカイタクの集計(2026年8月時点)では、機械では埋めきれなかった必須項目の上位に市区町村欄がありました。都道府県と市区町村を別の列にしているのは、この場面で効かせるためです。
最初の10社は時間を計ってください。1社あたりの時間が出れば、必要な行数を掛けるだけで、リストが埋まる日付が出ます。ここで「終わらない」と分かるなら、行を集め始める前に判断できます。アタックリストの作り方をもっと手前から組み直したいなら、列の定義と重複の潰し方を先に見てください。
アタックリストを自分で回し切れる条件と、途中で止まる条件
自作が成立する条件は3つです。次がそろうなら、外に出す必要はありません。
- 狙う業種と対象顧客が1つずつに決まっていて、必要な行数が1,000社の桁で見えている
- フォームURLの列を1件ずつ開いて埋める時間が、必要な行数ぶん取れる
- 送ったあとに結果の4列を埋め、月末に断りの理由を数える人が決まっている
止まるのは、たいてい2つ目と3つ目です。作り終えたあとにも作業が残る、という形で効いてきます。
更新は、止めた時点で目減りが始まります。法人番号公表サイトでは、新たに法人番号を指定した情報や商号変更などの更新情報が、日別の差分データとして提供されています。リストの鮮度は、全件を1回落として終わりではなく、この差分を当て続けることで保ちます。当てる頻度と担当者を、リストを作った日に決めておきましょう。
送るところにも工数が残ります。スマートカイタクの集計(2026年8月時点)では、フォームを持つ企業の3社に1社がContact Form 7で作られていました。同じ形の入力欄が並ぶので送信の手順は使い回せますが、1件ずつ開く作業そのものは減りません。加えて、送信を試みた件数のうち20.3%で画像認証がありました。これは件であって社の数ではありません。100件送るつもりなら、約20件は人が画像を読んで入力する作業になります。
結果の4列は、埋め続けるのがいちばん難しい列です。送るところまでは担当がひとりでも回りますが、返信を読んで区分を選び、翌月に数える作業は、送信が続くほど後回しになります。この列が空いたまま行だけ増えていくのが、成果が出ないリストの姿です。
名簿そのものを手元の資産として持ちたいなら、答えは代行ではありません。スマートカイタクは営業リストを販売しておらず、リストは代行の一部として作成するものです。条件を指定して作ってもらうところから比べたいなら、見積もりを同じ土俵に並べるところから始めてください。
リストの作成から送信までをまとめて任せる形もあります。スマートカイタクは問い合わせフォーム営業の代行で、送信先リストの作成はスマートカイタク側が行い、作成費用も条件の指定も全プラン無料です。絞り込める条件は対象顧客・業種・従業員数・設立年・地域の5つで、地域は都道府県だけでなく市区町村まで指定できます。取得元は、採用系・EC系・営業支援系・飲食系・製造系・広報系・美容系といった分野ごとのポータルサイトと、企業情報データベースを重ねたものです。
結果を書き戻す側にも受け皿があります。最終送信日から7日後に、会社名・URL・アクセス数を一覧にしたレポートを提出します。URLをクリックした企業が分かるので、返信が無かった企業の関心も、その一覧から拾えます。
成果保証はしていません。最低利用期間は3ヶ月なので、1回だけ試したい場合には向きません。プランごとの金額は料金ページに掲載しています。
利用者にお願いするのは3つだけです。条件を入力して問い合わせること、契約して入金すること、営業文を渡すこと。営業文の作成代行もあります。入金の確認後は、最短2営業日で配信を開始します。問い合わせのときに渡すのは、狙う業種・対象顧客・必要な行数です。この3つを決めたうえでスマートカイタクから問い合わせてください。
アタックリストのよくある質問
営業リストとアタックリストは何が違いますか
呼び方が違うだけで、指しているものは同じです。どちらも、これから当てる相手を並べた表を指します。
違いが出るのは、既存顧客の情報を混ぜるかどうかです。購買履歴や取引条件が並んでいる表は、既存顧客を管理するための表で、新規開拓で当てる相手を並べた表とは目的が違います。呼び方をそろえることより、1枚のシートに2つの目的を持たせないことのほうが効きます。
アタックリストは無料で作れますか
法人番号・社名・都道府県・市区町村までは無料で作れます。業種も無料の範囲で入りますが、gBizINFOで選べるのは大分類までなので、狙う粒度に直すところは手作業です。問い合わせフォームのURLは、公的なデータの側に項目が無いので、1件ずつ手で埋めることになります。
国税庁の法人番号公表サイトが基本3情報をCSV形式・XML形式で配布しており、経済産業省のgBizINFOを重ねれば、業種や従業員数での絞り込みまで届きます。かかるのはお金ではなく時間で、その時間は必要な行数と、1社あたりにかかる時間の掛け算で決まります。最初の10社で1社あたりの時間を計ってから、全体の日数を見積もりましょう。
アタックリストに代表者名は必要ですか
送る相手を決める段階では要りません。列としては作らず、名前が必要になってから商談メモの側に置いてください。
個人情報保護委員会のガイドライン(通則編)は、法人等の団体そのものに関する情報は個人情報に該当しないとしたうえで、役員や従業員等に関する情報は個人情報に該当するとしています。代表者名の列を1つ足すと、リスト全体の扱いが変わります。名前が要るのは返信が来たあとなので、そのときに法人番号でひも付ければ足ります。
アタックリストは何件から始めればいいですか
1,000社の桁で見てください。商談を1件見込むなら、送信先はその桁になります。
スマートカイタクの商談設定率は0.1〜0.2%で、1,000社に1〜2件です。商談の日程が確定した時点を1件として算出した2026年の自社実績で、返信があった数ではありません。1,000行そろえてもフォームで送れる窓口は約660行という計算になるので、集める行数はそれより多めに見ておきましょう。
まとめ:アタックリストは、結果を書き戻せる形にしてから増やす
行が増えているのに商談が動かないなら、止まっているのは3つのどれかです。送った量が1,000社の桁に届いていないか、当てている業種と対象顧客がばらけているか、フォームURLの列が埋まっていないか。手元のシートで3つの数を数えれば、直す場所は1つに決まります。
今日やることは3つです。まず、11列の表をそのままスプレッドシートの1行目に写し、断りの理由の列に5区分のプルダウンを設定する。次に、狙う業種を1つ選び、その業種の保有率を必要な行数に掛けて、送れる窓口の見当を付ける。そして、これから送る分から、結果の4列を埋め始める。
結果の4列が埋まると、翌月には「対象が違う」がいくつあったかを数えられます。その数が大きければ当て先を替え、小さければ量を増やす。リストは、増やしてから結果を追うのではなく、結果を書き戻せる形にしてから増やしましょう。